2020/02/12

Haikuのインストール後にやっておきたいこと



前回では、Haikuを仮想マシンにインストールし日本語環境を整えるまで行いましたが、今回はHaikuを使う前にやっておいた方が良いと思われることをいくつか紹介します。

1ネットワークアダプターの変更


VirtualBox仮想マシンの(デフォルト)ネットワークカードには、インターネットに接続できなくなる既知の問題があります。それを解決するため、ネットワークアダプターを変更します。
ツールバーの[設定]ボタンをクリックし、[ネットワーク]を選択します。
次に[アダプター1]を選択してネットワークを有効化にある高度をクリックし、アダプタータイプにある、[ Intel PRO/1000 MT Desktop ]を選択します。
設定が完了したら、[OK]をクリックしてメインウィンドウに戻ります。
これで、ネットワークが正常に機能するはずです。






















2 Haikuの環境を最新にアップデート


HaikuをSoftwareUpdaterを使ってソフトウェア及びシステムを最新にアップデートします。
Haikuのアイコンをクリックして、ApplicationメニューからSoftwareUpdaterを起動します。アップデートが必要であれば、更新項目が表示されますので、[ いますぐ更新 ]ボタンを押します。
更新終了後、Haiku自体の変更を有効にするには、システムの再起動が必要になる場合があります。


























3スクリーンの設定


デフォルトの画面では、スクリーンサイズが小さいので適切なものに変更します。
Haikuのアイコンをクリックして、PreferencesメニューからScreenを起動します。
解像度のサイズをクリックして適切なものに変更します。






















解像度の設定後、[これらの設定を保存しますか?] が表示されたら、[保持] ボタンを押して解像度を決定します。






















表示される最大サイズは1600x 1200までですが、更にサイズを大きくする場合、ホストOSを介してゲストOSに解像度を追加することができます。

例えば、以下のように解像度を追加する場合
ゲストOS名      :  Haiku
解像度           :  1920x1080 
色 (bits/pixel)   :    32 

ホストOSの端末(ターミナル)から以下のように入力します。
VBoxManage setextradata "Haiku" "CustomVideoMode1" "1920x1080x32"
$ VBoxManage setextradata "Haiku" "CustomVideoMode1" "1920x1080x32"

入力後、ゲストOS(Haiku)の解像度に1920x1080が追加されました。

























4 システムフォントの設定


デフォルトのフォントでは、ウィンドウタイトルなどで日本語表示しないため、日本語フォントの設定をします。
Haikuのアイコンをクリックし、Preference メニューから、Appearanceを起動します。
フォントタブを選択し、システムフォントを以下の日本語フォントに設定します。

  • 標準フォント: Noto Sans CJK JP Regular
  • 太字フォント: Noto Sans CJK JP Bold
  • 等幅フォント: Noto Sans Mono CJK JP Regular
  • メニューフォント: Noto Sans CJK JP Regular


5 Trackerの設定


ディフォルトのTrackerウィンドウでは、フォルダを開くと新たにウィンドウが現れますが、それを同じウィンドウ内にファイルが表示できるようにするためTrackerの設定をします。
Haikuのアイコンをクリックして、PreferencesメニューからTrackerを起動します。
左側のリストから[ウィンドウ]を選び、以下の項目にチェックを入れます。

X シングルウィンドウナビゲーション
X ツールバーを表示





これで、1つのウィンドウからフォルダをたどれるようになります。































0 件のコメント:

コメントを投稿